メディカルプラザ市川駅 健美齢 爽快鍼灸院です。
11月に入り、ぐんと寒さがきびしくなってまいりました。寒暖差についていけずに、体調を崩す方が多くいらっしゃいます。そんな時にも当院の鍼灸治療は大変おすすめです。
今回は鍼灸院まで足を運ぶお時間がなかなか取れない方のために、ご自宅でもできるお灸についてご紹介していきます。
寒くなってきましたので、温かいお灸でぜひご自分でも体調を整えてみてはいかがでしょうか。
お灸シリーズ初回はお灸の材料と種類についてです。
【お灸ってなんだろう】
お灸が何から作られているかご存知でしょうか。和菓子などにも使われている蓬(よもぎ)を乾燥させて不純物を取り除き、精製したものが、お灸につかわれるもぐさの原料となります。よもぎには、チオネールと呼ばれる精油成分も含まれており、燃焼によってもぐさ独特の芳香があり、鎮静、殺菌、リラックス効果なども注目されています。
鍼灸院では、もぐさをひねって直接肌にのせて火をつけるお灸を使うところが多いです。その際に痕の残らないお灸をするところが多いのですが、症状によっては強いお灸をすることろもあります。痕を残したくない方は事前に鍼灸師にご確認ください。
お灸は温熱刺激によって、血流を良くしてリラックスを促し、自律神経を整えてくれます。また、身体にながれている経絡とよばれる道の上に存在するツボにお灸をすることで、身体の中の気・血・水のバランスを整え、冷え性や生理痛など様々な症状を緩和します。白血球を増やし、免疫力アップも期待できます。
ご家庭でお灸をする場合は簡単にできる台座灸がおすすめです。(場合により点灸をお勧めする場合もあります。)台座灸は、ドラッグストアやネットで購入することができます。初めは一番火力が弱いタイプをおすすめしています。
お灸にはその他にいろいろな種類があります。一部ご紹介いたします。上図は「棒灸」です。直径1センチから2センチほどの棒状のお灸を、肌に近づけて温めて使います。
下の画像は「塩灸」です。
塩を引いた上にもぐさをのせて火をつけます。塩の代わりにショウガやニンニク、味噌などを使う場合もあります。
「灸頭鍼」です。鍼の先にもぐさを固定し、火をつけます。
次回はお灸の使い方についてご紹介する予定です。
※お灸をすえる場所は、国家資格を持つ鍼灸師に正確な位置を診てもらうことをお勧めいたします。妊婦さんや重篤な疾患をお持ちの方は必ず鍼灸師や医師の診断をうけてからセルフ灸をお試してください。ご自身にお灸は問題ありませんが、他人にお灸をするのには、国家資格(きゅう師)が必要となりますのでご注意ください。
編集:HN