メディカルプラザ市川駅 健美齢の鍼灸です。
前回は緊張型頭痛の症状と治療についてお伝えしました。
今回は緊張型頭痛が発症するメカニズムと
鍼灸治療の効果についてご紹介致します。
緊張型頭痛が起こる原因は多種多様で、まだ不明な点も多いのですが、
筋肉の異常な持続的収縮により
首、肩、後頭部などの筋血流が低下する事が
痛みの出現に関係しているそうです。
緊張型頭痛では、肩上部や首の後ろの筋肉の硬さが硬く、
症状が軽減するにつれて筋肉の硬さもとれてくるそうです。
また、筋弛緩薬の投与で頭痛の改善がみられた例では
筋肉の硬さも改善がみられたそうです。
このように、筋硬度が頭痛の発生に関与している例もありますが、
筋肉が硬いにも関わらず、頭痛はない場合や
柔らかくても頭痛が起きている場合もあり、
発症のメカニズムは複雑です。
他には、持続する抹消からの過剰な痛覚刺激により、
中枢の痛覚感受性に変化が起こり、
痛みを感じやすくなったり、痛みを抑制する経路に異常がおき、
頭痛が発生すると考えられています。
さらに、心理社ストレスや環境や社会的なストレスも
頭痛発症の要因と考えられています。
緊張型頭痛で、おもに筋の過緊張をとる治療で、
(難治性の場合は、治療法を追加する場合もある)埼玉医科大の報告では、
96例中、緊張型頭痛に対して有効だったのは 82%
肩こり67例中、有効例 88%
満足度は96例中 、74%
という結果だったそうです。
緊張型頭痛の予防には、肩こりや首こりを減らす工夫をするとよいようです。
鍼治療もぜひ試してみてください。