こんにちは。メディカルプラザ市川駅/爽快鍼灸院です。
今年も残り少なくなりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大は予断を許さない状況が続いています。
楽しみになさっていた年末年始の予定をキャンセルせざるを得なかったかたも多いこととおもいます。どんなに気を付けても見えないウイルスを防ぐのは容易ではありませんね。
マスクやアルコールスプレーがなくても、人々が自然に触れあえる世の中に早く戻って欲しいと切実に願うばかりです。
さてここまで、4回にわたって「イライラとの付き合い方」についてお伝えしてまいりました。
今回は、視点をかえて、怒っている人にどう対処すればよいかについて「アンガーマネジメント」(戸田久実著、日経文庫、2020年発行)を参考に検討してみましょう。
例えば、近くにいる人がイライラして怒っていて、こちらまで、イライラしてしまうようなケースを考えてみましょう。
その人と自分との関係性にもよりますが、「怒っている人を怒らなくさせること」は、可能でしょうか?原因が自分と関係のあることなら可能性があるかもしれませんが、当人自身の問題であることがほとんどでしょう。
その人に「迷惑だから、怒るのをやめて下さい」といったとして、その人の怒りは治まるでしようか。なかなか難しいはずです。
自分の怒りのコントロールも難しいのに、「相手の怒りのコントロール」はさらにハードルが高そうです。相手の怒りを何とかしようと思うことは、すでに相手の怒りに巻き込まれていることになるそうです。
もし相手がイライラしている、怒っている状況がみえたとしても、「何とかしよう」
と考えるより、「自分の感情とは関係ない」と割り切った方が良いそうです。
このように割り切ることを、戸田さんは、「スルー力(りょく)」と呼んでいます。
では「スルー力(りょく)亅とは何か?
「スルー」する能力のことだと思うのですが、「無視」ではないようです。自分と異なる常識をもった人、自分には理解しがたいイライラをぶつけてくる人は「異文化コミユニケーションの人」「異国の人」とわりきる、そして「異文化の人はこう考えるんだ」と捉えることを戸田さんは勧めていらっしゃいます。
たしかに、人の怒りに巻き込まれて、その後の自分の1日やさらに長い時間をイライラやモヤモヤを引きずってすごしてしまうと、エネルギーと時間の浪費になりそうですね。
さらにあなたのまわりの人に、あなたのイライラが影響してしまうかもしれないのですから、あなたの「スルーする力」が試されます。
振り返ってみると、第2弾では、通常私たちは「個人個人の背景」をもとに「べき」や「常識」の基準の判断をしているので「自分のあたりまえが他人のあたりまえではない、ということを認識しましょう」とご紹介しました。一つの事実にであっても、感じかたはひとそれぞれ、その基準が異なるということでしたね。
また第3弾では、「『まあ許せる』の範囲をひろげてストレスを減らしましょう、そしてご自身の許容範囲を周りに伝えましょう」というお話をしました。今回の「スルーする力」はこれらを踏まえて考えると腑に落ちるように思います。
戸田さんによると、アンガーマネジメントの目的は「怒っている人を何とかしようとしたり、自分が怒らなくなることではなく、他人の怒り、自分の怒りに振り回されないようになる」ということだそうです。
他人の怒りやイライラに、諦めでなく、「そんな考え、そんな捉え方もあるんですね」と冷静に受けとめられると他人の怒り、イライラに巻き込まれ難いように感じました。
コロナ禍のストレスを、イライラでさらに大きくしないために、アンガーマネジメントの知恵を活用してみてはいかかでしょうか。
ところで、鍼灸は、肩こり腰痛にはもちろん、更年期障害、イライラ、疲労感、頭痛などにお悩みの方も効果的です。
鍼灸で身体の血流循環の改善をすることで、免疫力、自己治癒力アップの効果が期待されています。
お一人お一人にあったセルフケアもお伝えしています。
どうぞ、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
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