こんにちは。メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。
3月の声とともに、急に春めいたなあと思っていたら、あっさり裏切られるこの季節。体調不良にならないよう、まだまだ油断はできませんね。
さて前回は、「リフレーミング」のお話をさせていただきましたが、皆様お使いになってみられましたか?
お試しになった方は、周りの方の反応の違いを実感されたかと思います。「普段いちいち、ポジティブな言い換えできないよ」とおっしゃるかたも、ここぞというときには、ご活用なさってください。ご覧いただいた方から、「リフレーミング面白い、もっと紹介して」とのお声を頂いたので、今回もう少し詳しくご案内させていただきます。
まずは、今回初めてこのブログを読まれた方のために、少し復習です。
人は様々な価値観や、視点をとおして、現実をみたり体験したりします。この価値観や、視点を「フレーム」といいます。「リフレーミング」とは、この「フレーム」を変化させることをいいます。「フレーム」を変えると、「フレーム」を表すための「言葉の表現」が変わり、「言葉」が変わると「意味」が変わり、「意味」が変わると、「感情」が変わります。
つまり、「リフレーミング」は、より幅広い選択肢を与えてくれて、様々な出来事に、「ポジティブな側面」があることを気づかせてくれます。
ここでは、前回とは違う語句で使いやすい言い換えをご提示します。工夫してご活用ください。
*がさつ⇒大胆、大らか
*嫉妬深い⇒一途、愛情豊か
*出しゃばり⇒世話好き、面倒見がいい
*怒りっぽい⇒活力がある、エネルギッシュ
*気が短い⇒スピーディー、判断や行動が早い
*意志が弱い⇒柔軟性が高い、協調性がある、物腰が柔らかい
*おおざっぱ⇒視野が広い、大らか
*付き合いが悪い⇒意志が強い、オリジナリティー豊か
上記は同じ状態のネガティブな側面とポジティブな側面を言い換えたもので、すぐにでもつかえそうですね。
次は、少し発展的ですが、「内容のリフレーミング」をご紹介します。これは、事実のどこに焦点を当てるかによって、かける言葉も受ける印象も大きく異なるというものです。一例をあげてみましょう。
『あるお子さんがひどい点数のテストを親にみせたとします。あなたが親だったら、なんと声をかけますか?』
①「勉強しないからこうなのよ、ゲーム禁止よ。」
②「すんだことは仕方ない、次は頑張ろうな」
③「残念な点だったが、ちゃんとみせたお前はえらいぞ。」
視点を、点数に置くか見せた行為に置くかの違いで、かける言葉が変わります。あなたが子供だったら、どの言葉だと意欲が湧き、肯定感を得られるでしょうか?
いい方のイントネーションや今までの状況によって、受け止め方の違いはあるでしょうが、「テストをみせた」という事実は変わりはないのです。
このように、何か伝える必要があるときに相手に心地よく伝わった方が、コミュニケーションはスムーズですよね。毎回そうとばかりはいかなくても、たまには「内容のリフレーミング」を意識して物事のポジティブな側面をみつけてみませんか。穏やかでスムーズなコミュニケーションは自律神経安定にも役立ちます!
*「リフレーミング」は心理療法の一つである「NLP」のなかの一つの手法です。NLPは「脳の取扱説明書」とも言われ、様々なスキルを用いて自分の脳をうまく使いこなし、コミュニケーションや目標達成などで、成果をあげていくことを目指すものです。ご興味もたれた方に、参考文献をご紹介いたします。「脳と言葉を上手に使うNLPの教科書」前田忠志著、実務教育出版発行
挿入画は、当院ご利用の越後谷マユ子様の「江戸川水門の桜」です。
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