こんにちは！メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。

超高齢社会といわれる今日、元気で長生きが大切ですね。今日は『健康長寿の要因』について、おはなしさせていただきます。

まず「健康寿命」とは、いま0歳の方が自立した活動的な状態で何年過ごせるかを表しています。ある年齢の方があと何年、障害や要介護にならずに活動的に生活できるかをあらわすのは「健康余命」です。

元気に過ごせる「健康余命」をより長くしていくのが、筋力アップの目的でもありますね。

さて、『健康長寿の要因』として、6年間高齢者の追跡調査をして6年後も健康で自立していた方を調査したデータについて、お話します。

まず1つ目は、「仕事、社会活動」を活発にしたかたです。仕事、ボランティア活動、地域の活動参加、習い事など、積極的に外に出かけて活動した方が自立していました。

次に「健康度自己評価」が高い方、つまり自分は元気だと思っている方が実際に元気でした。皆さんご自身は元気だと思っていらっしゃいますか。病は気からといわれますが、まずは、気持ちが大事ということですね。

そしてもう一つ「体力」がある方です。「体力」とは、「筋力、バランス能力、歩行速度」のこと言います。筋力アップトレーニングなどに積極的に取り組み、運動能力が高い方が6年後も元気だったということです。

ところで、『要介護の要因』の原因を大きく分けると、「病気」と「老年症候群」になります。「老年症候群」とは、何でしょうか？

「老年症候群」とは老化によって生じる衰弱、転倒、骨折、関節、体の痛み、うつ、失禁、認知障害、歩行障害などをいいます。

高齢になれば多少なりとも皆さん感じるもので、よほど大きなけがや病気でないかぎり、年のせいなどと見過ごされがちです。

特に「老年症候群」の初期は生活への影響が少ないため本人も自覚しにくく、対策しないままになりがちですが、「老年症候群」をしっかりと認識し対策をしていくことで、「健康余命」を延ばすことができるのです。

「健康余命」をより長くし「老年症候群」と遠ざける『健康長寿』のポイントをまとめます。

１つ目、積極的に外に出かけて社会活動や仕事をすること、２つ目、自分は元気と思って生活すること、３つ目、体力がある状態を維持増進すること、この３つが『健康長寿』のポイントです。いつまでも、活動的で自立しているために、皆さんも意識して生活していただけたら幸いです。

そしてこの３つ目に関わる筋力アップトレーニングを次回からご紹介させていただきます。

＊文中挿入の絵画は当院ご利用の越後谷マユ子様の作品「清流」です。爽やかな清流の音が聞こえてきそうですね。