メディカルプラザ市川駅 健美齢 爽快鍼灸院です。
ここメディカルプラザ市川駅には透析内科があり、患者様が血液透析療法で通院されています。
そこで、透析患者様の愁訴に対する鍼灸治療の有用性について、「鍼灸OSAKA」、「医中誌」から内容の一部をご紹介します。
1.慢性腎臓病患者様が有する愁訴
慢性腎臓病が進行すると多くなる症状で、
夜間尿、むくみ、貧血、倦怠感、息切れなどがあげられます。
2.慢性腎臓病発症の危険因子
内臓脂肪型肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症は病気の発症に関連があります。
3.血液透析患者様にみられる愁訴
関節痛、かゆみ、イライラ感、だるさ、動悸、息切れ、便秘、入眠困難、熟睡できない、
頭痛、足のつり、針を刺すときの痛み、血圧の不安定、食欲不振、のどの渇き、
憂うつ、気分が沈む、楽しめない、生活に満足感がないなど
4.円皮鍼を用いた鍼治療の効果
透析療法を受けている患者様18名に対して、円皮鍼を使用して鍼治療の効果を調査した結果です。
1)かゆみについての程度が鍼治療後軽くなった。
2)健康関連のQOL(生活の質)が治療中スコアがあがった。
3)かゆみ、こり感、めまい、イライラ感、だるさなどの軽減を感じた患者様が多かった。
―参考文献―
1,2,3:鍼灸OSAKA Vol.31 No.3(2015.8月)
4:医中誌 「血液透析患者のQOL維持・向上を目指した鍼治療の導入とその効果」 櫻庭陽、沢崎健太、武内秀之、ほか
以上のように鍼灸治療は様々な愁訴を軽減し、
QOLを高める効果が期待されています。
健美齢の鍼灸においても慢性腎臓病患者様に対する愁訴同様に、
患者様が感じているつらい症状や愁訴の改善に
日々取り組んでおります。
多くの愁訴でお悩みの方、ぜひご相談ください。
写真はメディカルプラザ市川駅の
待合室で咲いていた蘭の花です。