メディカルプラザ市川駅 健美齢の爽快鍼灸院です。
風が冷たい季節となりました。今回は冷え対策にもなるお灸のやり方③をご紹介いたします。
東洋医学では、ひとの体には経絡という道があり、ツボはその経絡上に存在し、そこに気などが流れていると考えられています。
体の不調は、気の流れが滞ったり、不足したりすることで起こると考えて、鍼灸では気の流れを改善すると目的で、ツボに治療をする方法があります。
わずかにへこんでいたり、かさついていたり、押したらズーンと痛かったり、反応のある場所にツボがあると考えられています。
①まずツボを探します。
今回は女性の冷えやむくみ、生理痛などにも効く、「三陰交」。
足の内側、くるぶしにある丸い骨の一番高いところから、指4本分、脛骨(足の長い骨)の後際に印をつけます。
つぼの位置は体調などにより少し変わったりしますので、良く触って、へこみ、圧痛、かさつき、冷えなど、よく観察してみて一番反応の強いところに印をつけてみてください。
②お灸の底のシールをはがして、いったん指に貼り付けてライターで点火します。
③台座の端をもち、印をつけたツボに貼り付けます。
④熱さ、ぴりぴりじんじんと感じたら、我慢せずにお灸を外してください。
台座を挟むようにもつと熱さを感じずに取れます。
必ず灰皿の水で消火を確認してください。
煙が消えてもお灸の熱の効果はしばらくのこります。
台座に熱を感じなくなれば終了です。
⑤お灸の壮数は、熱さを感じたら終わり、感じなければ3壮くらいまで試してください。
☆お灸をするタイミングなどは【お灸をやってみよう②~準備編~】をご確認ください。
☆お灸の間は火の扱いに十分ご注意ください。
☆熱さを絶対に我慢しないでください。やけど、水ぶくれになることがあります。
☆お灸をすえる場所は、国家資格を持つ鍼灸師に正確な位置を診てもらうことをお勧めいたします。妊婦さんや重篤な疾患をお持ちの方は必ず鍼灸師や医師の診断をうけてからセルフ灸をお試してください。ご自身にお灸は問題ありませんが、他人にお灸をするのには、国家資格(きゅう師)が必要となりますのでご注意ください。
編集:HN