メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。
前回、手足の冷えに指揉みを活用してますというブログを書かせていただきましたが、昨日12月8日の読売新聞の朝刊(くらし家庭欄)に冷えと自律神経の記事が掲載されていました。
「体の冷えはなぜ起こる―自律神経の乱れが原因」というタイトルで、冷えの研究をされている東京有明医療大学教授、内科医の川嶋朗先生が解説されていました。以下記事の内容をまとめてご紹介させていただきます。
[冷えの起こる原因]
(1)自律神経の乱れ
正常な方では、寒いところでは交感神経が働き血管が収縮し手足が冷たくなり、暖かいところでは副交感神経が働き血管が拡張して手足がポカポカしてきます。
これに対して冷え性の方は、暖かいところでも副交感神経が上手く働かなくて血管が拡張しないために、手足が冷えたままになってしまうそうです。
人間は交感神経と副交感神経を切り替えることで体温を保っていますが、ストレスや生活習慣の乱れでこの切り替えがスムーズにいかないと冷えの原因になるといわれています。(左の図は読売新聞の記事より引用しました)
(2)平均体温の低下
日本人の平均体温はこの半世紀で1度近く下がったとか…これでは、冷え性の方が多くなるのもうなづけますね。
[冷え性の対策]
*川嶋先生のアドバイス
(1)体を外から温める…湯たんぽ、カイロ
(2)体内で熱を作りやすくする…スクワット運動、電車でつま先立ち、速歩で歩く
*管理栄養士の方のアドバイス
(1)筋肉を作るタンパク質を毎食のメニューにとりいれる
(2)糖質や脂肪を効率よくエネルギーに変えるビタミンB群を積極的に摂る
(3)生野菜より蒸し野菜にして体を冷やさない
[最後に]
「冷えは万病のもと」は古くからある言葉ですがやはり重要です。冷えによって血行が悪くなると、酸素や栄養も行き渡らなくなり、老廃物が溜まり、だるさなど不調を引き起こす要因と考えられます。体温が下がることで免疫力も低下し、代謝の悪化で病気にもなりやすいとの研究もあるそうです。冷えは女性では特に不妊の一因ともいわれます。
冷えの原因に関わる交感神経と副交感神経の切り替えスイッチを、正常に働かせるためにも、直接的な冷え対策に加えて、皆様ご自身のストレスコントロールや生活習慣の改善にも取り組んで、この冬を快適に乗り切りましょう!
*当院は、鍼灸治療が医療としてますます大きな期待に応えられるよう、東京有明医療大学と共同研究を行っております。日々可能性を広げていく鍼灸治療にどうぞご期待くださいませ。
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